さよなら平成 フランスの5月1日

一応生まれは昭和だが、平成に変わったときはまだ物心がついていなかったので、私にとっては今回が実質的に初めての改元である。これまでの人生のほとんどを過ごした平成の終わりを海外で迎えることになるなんて、子供の頃の私に教えたらびっくりするだろう…

イースターと卵とチョコレート

フランスでは、イースターはPâquesという。少し前から、お店のショウウィンドウにも卵やうさぎがデコレーションされ、Joyeuses Pâquesの文字が踊っている。メイン(たぶん)の日曜日の次の月曜日が祝日になっていて、3連休だ。というわけで今日は3連休最終日…

ノートル・ダム・ド・パリ

www.lemonde.fr ネットでニュースを目にして、慌ててテレビをつけた。 パリのノートルダム大聖堂で火災。それもかなり被害がひどい様子。 もうすぐ日付も変わろうかという時刻だったけれど、煙を上げる大聖堂を背に、駆けつけたマクロン大統領が「我々はノー…

それはどうなのバンクシー

www.afpbb.com 少し前に東京に現れたと話題になっていたバンクシーの作品らしきものが、ボルドーにも出現したようだ。 私はこれまでバンクシーについてはたいして好き嫌いも意見も持っていなかったので、このニュースでこんなに感情を動かされるとは思ってい…

ボルドー観光案内 vol.3 市庁舎とボルドー美術館

なんとか続いているシリーズ第3弾。ブルス広場→サン・タンドレ大聖堂と来たので、次のボルドーのメジャー観光スポットなら大劇場あたりかなとも思ったが、vol.2でせっかく大聖堂に来たので、今回はそのすぐ隣の建物をチェックすることにしよう。 市庁舎(Hôt…

「夢や勇気を与える」という言いかた

とある中学生がたった一人で、ヒッチハイクでアメリカ大陸を横断しようとしているらしい。そういう冒険が悪いと言うつもりはないし、私の人生ではないのでやりたいことやればいいのだが、せめて義務教育は修了して、自分の行動の責任を持てるようになってか…

ジャック・ロンドンのカメラのこちら側とむこう側

もう2ヶ月も前の話になるが、職場の人に誘ってもらって、アキテーヌ博物館でやっていたジャック・ロンドンの特別展を見に行った。毎月第1日曜日は公共の博物館や美術館などが無料開放されるので、タダだし興味あったらどう?と言われたのだ。日本では常設展…

フランスの小麦粉は膨らまない?

私のささやかな趣味のひとつは、お菓子づくりである。ゼリーやチョコのような系統ではなく、ケーキやクッキーといった、小麦粉を使った粉モノを作ることが多い。伝わるかどうかわからないが、粉やバターや卵を混ぜ合わせてオーブンで焼くと全く別物になる、…

ボルドー名物カヌレ 2大専門店食べ比べ

ワイン以外のボルドー名物といえば、お菓子のカヌレ。カヌレ型と呼ばれる独特な形の銅の型で作られ、外はカリカリ中はもっちり、バニラとラムの香り豊かな焼き菓子だ。 カヌレ発祥の歴史は、ボルドーのワインづくりと密接に関係しているという説がある。伝統…

セルフヘアカット!

長期で海外に滞在する際に多くの人にとって心配なことのひとつが、「美容院どうしよう問題」であると思う。 そもそも自分に合った美容院や美容師さんを見つけて納得のいく髪型にしてもらうのは日本でも結構難しいのに、言葉の通じない海外ではウルトラハード…

これもガレット・デ・ロワ!?

フランスの新年のお楽しみ、ガレット・デ・ロワ。パイのどこかに小さな陶器の人形が入っていて、みんなで切り分けて食べたとき、この人形が当たった人はその日の王様・女王様。その年1年ラッキーですよ! …というおいしそう&楽しそうな文化があるというのは…

ボルドー観光案内 vol.2 サン・タンドレ大聖堂とペイ・ベルラン塔

vol.1 ではブルス広場と水鏡について書いてみたが、今回は第2弾として、サン・タンドレ大聖堂(Cathédrale Saint-André)と、その鐘楼であるペイ・ベルラン塔(Tour Pey-Berland)を紹介したいと思う。こちらもボルドーに来たら外せない重要観光スポットだ。…

双子はどっちが上の子か

私の職場には一卵性の双子(のひとり)がいる。 今日何気ない話の流れで、フランスでは二卵性双生児の場合、お母さんのお腹から最初に出てきたほうが弟・妹になり、後から出てきたほうが兄・姉になるというのを聞いた。 どうして!? と聞くと、「お腹の中の位…

おせちの話

年末から年明けにかけて、こんなニュースが話題になっていた。 b.hatena.ne.jp ニュース本文より先にはてブコメントを見ていたのだが、福岡から発送の冷凍おせち、というところで「んっ?」となり、 本文を読んでみたら、やはり博多久松だった。 (名前を出…

Bonne Année 2019

あけましておめでとうございます! ついに異国の地で年越し。こちらで年が明ける頃には、日本ではもうとっくに初日の出も昇りきった後というのが、いつもと同じはずなのになんだか妙な感じだった。 大晦日の夜は、パリのシャンゼリゼ通りの様子がテレビで生…

良いお年を

小人閑居して独自ドメインに移行しました。 移行というか、なんかいろいろあってはてなidから作り直したので、元ブログは完全消滅した形になった。たぶんほとんどいないと思いますが、もし読んでいてくださった方がいたらごめんなさい…ってここで謝ってもた…

餅を求めて三千里…ボルドーで日本のお餅が買えるお店

いや、たぶん実際はせいぜい3里弱ぐらいなんだけど。 洋食大好きとはいえ、私も日本人である。お正月はお餅が食べたい。が、当然フランスのスーパーでお餅なんか売っていない。 さすがに暮れも押し迫ってきたので、重い腰を上げてお餅を探す旅に出ることにし…

ボルドー観光案内 vol.1 ブルス広場と水鏡

2017年、ボルドーは世界的ガイドブック「ロンリープラネット」で、ベストな旅行先の街部門1位に選ばれた。2015年にはフランス人の住みたい街No.1にも輝いている。 www.lonelyplanet.com ワインが有名なのはもちろんのこと、旧市街は「月の港ボルドー」として…

「銀河鉄道の夜」とブルカニロ博士

けれどもほんとうのさいわいはいったいなんだろう Oui, mais qu'est-ce donc que le vrai bonheur? 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は、フランスでも訳されていて、ペーパーバックで手に入れることができる。訳者によっていくつか違うものがあるようだが、私がボ…

ボルドーから Joyeux Noël

12月頭くらいから、ボルドーの街もクリスマスのイルミネーションが華やか。 大劇場向かいのボルドーいちの高級ホテル、インターコンチネンタル・ボルドー・ル・グラン・ホテル。惜しげも無く光らせるけどケバケバしくもならないのはさすが。 他の建物も、壁…

海外移住と荷物の管理

フランスに移り住むことが決まったとき、私は東京で一人暮らし13年目だった。 もともと私は物をため込むたちだし、そうでなくても10年を超えるぶんの荷物なので相当な量である。全部フランスに持って行くわけにもいかず、かといって荷物のために東京の部屋を…

海外移住における銀行とマイナンバー

よーくかんがえよー おかねはだいじだよー (歳がバレる) どこで暮らすにもお金は大事である。それが海外となると、外国人として自力ではどうにもならない部分をお金の力でカバーする、あるいはカバーできるだろうという安心感を得る、そういう意味で輪をか…

日本のクリスマスとフランスのハロウィン

クリスマスが近づいてきて、「日本でもクリスマスってやるの?」としばしば聞かれるようになった。 パーティーとかはするけど、日本人の大半はクリスチャンじゃないから、宗教的な意味はほぼないし祝日でもない、と答えると、「コマーシャルなイベントなんだ…

流星群の文化的影響

今年もふたご座流星群の季節。Google Doodleのおかげで思い出した。 流星群はフランス語では、une pluie d'étoiles filantes。「流れ星の雨」だ。日本語でも流星雨という言い方があるので*1、考えることは一緒ということだろう。 東京にいた頃は、住んでいた…

サインは何語でするか問題

今回渡仏するにあたって、パスポートの期限が滞在期間中に切れることになっていたので、日本を離れる前に新しいものを取得した*1。その際ちょっと迷ったのが、サインを何語で書くかである。 何語というか、漢字で書くかアルファベットで書くかという話だ。 …

どうなるフランス

先日、幼稚園生くらいのおちびさんたちの集団が、遠足なのか皆おそろいの小さな蛍光黄色ベストを着てぞろぞろとトラムに乗ってきて、「あらぁ、ちっちゃなジレ・ジョーヌね〜」と乗り合わせたおばちゃんが言っていた。 そんなほのぼのシーンをよそに、大人の…

革命とGilets Jaunes

www.youtube.com ちょうど日本のニュースがカルロス・ゴーン逮捕で大騒ぎになる直前くらいに、道路が車で埋め尽くされ、交通が麻痺した日があった。その直前まで遠出続きだった私は少し疲れて引きこもり気味だったせいもあり、出勤の時に「なんかえらく車が…

Bohemian Rhapsody

観てきた。 日本でヒットしているのは知っていたのだが、英語+フランス語字幕で観てわかるのか心許なかったし、何よりフランスの映画館に入る勇気が出ずにズルズルしていたところを、職場の人から誘ってもらって行くことにした。 待ち合わせの映画館を間違…

Fête le Vin ボルドーワイン祭り

Bordeaux Fête le Vin 2018 - Bordeaux ボルドーはなんてったってワインの街。ちょっと郊外に行けば広大なぶどう畑が続き、7000を超えるシャトーが土地の特徴を活かしたワインを作っている。 そんなボルドーでは、2年に一度、ワイン祭り Fête le Vin が開催…

本屋で見る日本

エールフランスの機内誌を眺めていたら、小川糸の「ツバキ文具店」があらすじ入りで紹介されていてびっくりした。読んだことはないのだが、確かNHKでドラマをやっていたやつだ。フランス語に翻訳されたものが、今年の8月に出たばかりらしい。 www.amazon.fr …